青いそら~オニーとオカンと時々イモート~

これはアスペルガーのオニーとフツーのオカン、2人の20年以上にわたる成長記録である。

60*2012 オニー中学校1年生>>6

☆今月はオニーとオカン、激動の1ヶ月で、ブログを書く時間がとれなかった。ここで起こった事は、2021 オニー大学2年生  のタイトルでいつか書くことになるだろう。苦労は続くよ、いつまでも・・・

 

3学期。学校⇒部活⇒塾というヘビーな中学生活にもすっかり慣れたある夜。

バスケ部の女顧問からオカンに電話があった。オニーの部活での態度が悪い、という内容だった。

そもそも、オニーは人の好き嫌いが激しく、好きな人には懐くが、嫌いな人にはとことん反抗的だった。この女顧問は、オニーの1学年上の学年団の先生で、自分の学年をとても可愛がり、贔屓している、といつもオニー達は言っていた。中でも、1人のイケメン君がお気に入りで、その子の言うことは何でもOK。そしてそのイケメン君はオニーを目の敵にしていた。気に入らない事があると、「オニー!校庭1000周!」とアホみたいな事を言い、それを女顧問はキャッキャと笑いながら「1000周走れー!」とアホみたいに言うらしい。(あくまでオニーサイド情報)そんなのだから、オニーはレギュラーだったにも関わらず(弱小部活だったので)、部活が余り楽しくなかったようだった。

女顧問は1時間以上、グチグチと愚痴を話していたが、オカンは途中から「これかぁ。オニーの嫌いなタイプやなぁ。」と洗濯物を畳みながら、耳をチクワにして「はぁはぁ、スイマセン。」と適当に相槌を打っていた。

この話を当時数少ないママ友の1人、Sさんに言うと、「先生もね、言いやすい親には何でも言うてくるねんで。うるさい親には言わへん事も、謝ってばっかりのオカンみたいな人には言うてきたりするねん。」と言われた。

確かに・・・。イモートが学校で男子にされた事を聞いて、「あ、これは学校か向こうの親から電話あるかもな。」と思う様な事があっても、何の連絡も無いことがあった。あれ?ウチなら直ぐ謝罪の電話か行くかするのに?というような事も何度かあった。

そう言えば、オニーが中学で友人に殴られて口の中を切って病院へ連れて行った(学校がどうしても、と言うので)時も、相手の親(元ヤンキー夫婦)からは一言も連絡はなかった。先生も親を選んでるのかなぁ・・・。

それでも。やっぱりオカンは言ってもらって、オニーが悪ければ一緒に謝る。それでいい、と思っていた。中学の先生方は、そんなオカンをちゃんと見てくれていたように思う。

変な親やから言うのをやめよう、と思われたくはない。それでなくても変な(普通じゃない)オニーなのだ。オカンまで変だったら、もう終わりである・・・。