青いそら~オニーとオカンと時々イモート~

これはアスペルガーのオニーとフツーのオカン、2人の20年以上にわたる成長記録である。

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

33*2008 オニー小学校3年生>>4

プチ家出の翌日。どんな朝で何をオニーと話したのか記憶は全く無い。オニーが学校へ行き、イモートを園のバスに乗せて家に戻ると、オカンは慣れないパソコンに向かった。当時はスマホなんてものは無く、パソコンを立ち上げて検索を始めた。「手に負えない子…

32*2008 オニー小学校3年生>>3

オカンは何処へ向かうともなく車を走らせていた。実家の母には心配をかけたくないし、何処に行けばいいのだろう・・・。携帯が鳴った。オニーからだ。オニーが家からかけているのだ。ブチッと切る。何度も何度もかけてくるので、1度取ると、「ママ!どこ行った…

31*2008 オニー小学校3年生>>2

3年生の1学期も終わりの頃。オニーは授業中は普通にしていた様だが、決められたカリキュラム以外の皆で協力、的な作業(給食の準備や掃除など)はほぼサボっていたようだ。社会性に障害があり、集団の”暗黙のルール”に従うことが苦手なアスペルガーの特徴を考…

30*2008 オニー小学校3年生>>1

3年生の担任は、一昨年大学を卒業して先生となった新卒2年目のピチピチI先生(女性)だった。1.2年生はベテランオバチャン先生が担任で、ベテラン先生ですら手こずってオカンが呼び出される事も度々あったのに、新卒2年目って・・・オカンはとても不安だった。4月…