5*2003 オニー 年少時代 >>2
園が終わる頃、オカンはベビーカーにイモートを乗せ、オニーを迎えに行く。
すると、変な現象が起こる。何故かオカンの前に園児達が並び、先頭の子から「オニーガボクノアタマタタイタ」「・・・ん?」次の子が「オニーガワタシノコップナゲタ」「・・・そ、そうなん?」また次の子が・・・と、次々に本日のオニーによる悪行の報告が始まるのだ。「そうなんやー。ごめんねー。オカンが怒っとくねー。」と言うと、子ども達は頷いて散っていく、という日々が続いた。
そのうち、「なんでオカンに言うんやろ?なんでその時にオニーや先生に言わんのやろ?」と疑問に思うようになる。"その時"でなく、時間が経ってから、"その時"の状況を全く知らないオカンがオニーを怒って・・・?どーなるの??そして、気付く。並んだ子ども達の遠巻きに、腕を組んでこっちを見ている母親達がいる!そうか!!親が子ども達に「オニーのオカンに言ってきなさい」と言っているのか・・・怖っ!!
それ以来、オカンはお迎えに行くと素早くオニーの手を掴み、とっとと帰ることにした。トラブルは現場で起こってるんだ!現場で解決しろっての!!
オカンの長い長い謝り人生の始まりだった・・・💧