青いそら~オニーとオカンと時々イモート~

これはアスペルガーのオニーとフツーのオカン、2人の20年以上にわたる成長記録である。

15*2005 オニー 年長時代>>3

誰にも相談出来ずに悩んでいたオカンは市の広報で育児無料相談を見つけ、すがる思いで電話をかけた。

すると、電話に出られた優しい声の方が親身になって話を聞いてくれた。「うん、うん、そうなんやねぇ。うん、分かるわぁ。」その時点で涙がホロリ。

「小さい子どもってね、時間の感覚が大人とは違うのよ。お菓子売り場で待ってても、いつお母さんが来るか分からない。お菓子、いつ食べれるの?って思っちゃうのよね。ティッシュもね、ポケモンを使い終わる時がいつか分からないよの。今欲しいけど、今じゃないことは分かる。ならいつ?って。」

なるほど。確かにそうかもしれない。

「だからね、お買い物の時は、大変だけど子どもさんと一緒に回ろう。お野菜もお魚もお菓子も、一緒に。ティッシュは、カレンダーに丸を付けて、この日に買おう。この日まではガマンしよう、って目に見える様にしてあげると分かりやすいんちがうかな?ポケモンムシキングに飽きたらまた使うかも、やしね。」

目からウロコ!眼前の大海がパーッと開いて道が現れた様だった。そして。

「お母さん、よく頑張ってるね。1人で悩まないで、こうやって電話してきてね。」

涙腺崩壊😭そうだ。なんで!?って怒る前に、オニーが納得できるまで話をしないといけなかったんだ。イモートの夜泣き等で疲れていたオカンは、オニーに対して知らず知らずのうちに雑になっていた・・・。

あの時の相談員さんには、今でもとても感謝しています<(_ _)>大きな学びだった。母親歴5年、まだまだ未熟なオカン。よし!また頑張ろう!