青いそら~オニーとオカンと時々イモート~

これはアスペルガーのオニーとフツーのオカン、2人の20年以上にわたる成長記録である。

14*2005 オニー 年長時代>>2

年長になって次々と問題が起こった。

ある日スーパーにオニーとイモートを連れて行き、2人にお菓子売り場で好きなお菓子を選ぶように言って買い物をしていた。買い物を終え、お菓子売り場に戻ると、オニーとイモートがかっぱえびせんを食べていた。オカンを見るやいなやオニーは、袋をイモートに押し付けて、「イモートがっ!」と言った。いや、まだ2歳のイモートが袋を開けれる訳が無い。ニコニコしながらモグモグしているイモートと、目が泳いでいるオニー。いけない事だと分かっているから目が泳ぐのだ。

オニーに、「なんで買ってもないのに食べてるん?
」と怒るが「なんか、食べたかった。」「ならオカンに言ってお金払って家帰ってから食べなあかんやろ?」「・・・。」

またある日。オニーが園から帰って来たら、園のお友達のお母さんから電話がきた。言葉を濁しながら、「もしかしたら、やねんけど、何かで紛れたんかもしれないんだけど、ウチの子のムシキングのポケットティッシュ、オニーの持ち物に紛れてへんかなー?と思って・・・。」早速オニーの持ち物検査。あった・・・💧以前、ムシキングティッシュを買って~と言われていたが、ポケモンティッシュがまだあったので、それを使い終わったら買おうね、と約束していた。「オニー、これどうしたん?」「もろた!」「今、こんな電話あったで?」「・・・取った。」ですよね~😥「なんで人の物取るの?ドロボウやで?ポケモン使ったら買う約束してたやん?」「・・・。」

オカンは情けなかった。罪悪感が薄そうなオニー。この子は手ぐせが悪いのか?どう教えたら分かる?

我が家は精神的母子家庭。こんな話、親にも誰にも相談出来ない・・・。オカンは頭を抱えていた。