青いそら~オニーとオカンと時々イモート~

これはアスペルガーのオニーとフツーのオカン、2人の20年以上にわたる成長記録である。

11*2003 オニー 年中時代 >>3

転園してひと月半程で夏休みに入った。社宅には年中男子がオニーを含め5人いたが、多少元気な2人は夏出産予定の母親と里帰りしてしまった。

残った2人は幼稚園の雰囲気にピッタリな大人しい子達(そりゃそうだ。ちゃんと園を選んでるのだから)、しかも赤ちゃん時代からの家族ぐるみの仲良しさん。それでも2人の母達はとてもいい人で、長い夏休みをみんなで乗り越えよう!とオカンも仲間に入れてくれた。

しかし・・・お子さん方がとにかく大人しい。お家に呼んで貰うと、2人は黙々とレゴをしていた。初めはオニーも一緒にレゴをしてみるが、やはり直ぐに飽きてしまう。ウチに来て貰った時、「戦いごっこしよー!」と誘うオニーに2人は「・・・。」無言。静かにウチにあるレゴで遊びだした。「おい!何しに来てん!?戦いごっこせーへんのやったら帰れ!!」2人は帰ってしまった・・・。

夏休み入ってスグの出来事。これから長い長い夏休み。超地元で帰省先もないのに、毎日どうやってすごせっちゅーねん!?

オニーの年中時代。なかなかヘビーなスタートだったが、夏休みにジージと行った銭湯で泳げたからスイミング行きたい!と言い出したり、園の子達が通ってる体操教室行きたい!園の延長保育でやってる英会話やりたい!等など。n市と違い、こちらではほとんどの子が習い事を沢山していた。逆に言うと、習い事をしていないと園から帰っても遊ぶ相手が居ない、という事だ。それは大変困る。よし。習わせよう。

こうしてオニーの習い事生活が始まった。